木曽川源流域 三沢山(1318.5m) 2016年5月28日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:49 車道−−9:00 廃道を離れて斜面を登る−−9:29 1250m鞍部−−9:45 三沢山 9:48−−9:57 1270m肩−−10:12 作業道−−10:14 車道

場所長野県木曽郡木祖村
年月日2016年5月28日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場車道路側に駐車
登山道の有無途中まで作業道、廃道があるが大半は無し
籔の有無極一部に笹藪があるが他は藪は無い
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント当初は久保田集落から登る計画だったが、犬を散歩中のジモティー情報により原村集落の西外れの「菅のエドヒガンザクラ」横から往復した。沢までは明瞭な道だったがその先は廃道化しており適当に登る。主稜線上にも道は無いが藪もほとんど無し。ただし山頂は灌木藪




駐車余地 大きな桜が目印
菅のエドヒガンザクラ 廃林道のような道がスタート地点
「藪原へ」と書かれている 道が二分するがどちらも正解
ここにも「藪原へ」の標識 沢沿いはまともな道
沢にぶつかると道があやふやになる 沢沿いの廃道を進む
廃道を諦め右手の斜面を登る 藪は薄い
1271m峰は右を巻いた 1250m鞍部。道は無いが藪も無い
目印が点在する 山頂手前で短いながら笹登場
先の明るい場所が山頂 三角点周囲は灌木藪
三角点 山頂から南東へ続く尾根。道無し
山頂からの360度パノラマ写真。一面の灌木藪
1270m肩から南西に下る 藪が無く歩きやすい尾根が続く
間もなく尾根末端 沢に降り立つ
画面右上端に往路で歩いた道がある 往路の道に出た
入口到着


 峠山の次は三沢山に向かう。場所は木曽川と菅川に挟まれた尾根上にある目立たないピークだ。ちらっとネット検索したが登山道は無いようで適当に登ればいいが、山頂から近く傾斜も適度な南側の久保田集落から上がる尾根を利用することにした。

 カーナビに導かれて菅川沿いを上がっていき、田屋集落で右へ曲がると森林組合の建物が登場、駐車するのにちょうど良さそうなので端の方を使わせてもらう。出発準備をしていると犬の散歩のジモティーが登場。挨拶をしてどこにいくのか聞かれたので素直に三沢山と答えると、ここではない場所に森林組合で開いた道があるという。ここより西に大きな桜の木があり、その横が登山口で標識があると言う。これはいい情報だ。お礼を言って車に乗り込んで上流側に進んでいくと、言われたとおりに大きな桜の木が登場、少し先の路肩に駐車可能なので車を置いて出発。

 桜には「菅のエドヒガンザクラ」の標識が出ていて根元には多数の石仏、石碑があった。桜の東側には「藪原へ」(よ〜く見るとほとんど消えた「ワラハラ」の文字もあり)との文字が消えかけた標識があった。しかし標識が示す方向がイマイチ不明で、草ぶれた直進する踏跡か、それとも右の人家前を行く道なのか? まず人家前の道を辿ると終点は人家前でそれに続く斜面に道らしいものはない。

 戻って草ぼうぼうの廃林道のような広い道を登っていくと植林帯に入り道が明瞭になるが分岐が登場、直進はいかにも細い道だが上に向かい、左の道は太いがトラバース気味。ちょっと悩んだが太い道を選ぶとすぐに「藪原」の標識が登場、正解だったようだ。しかしちょっと進むと細い道が合流し、どちらも正解だったことが判明。

 右に沢を見ながらの明瞭な道を登っていく。この調子なら山頂までいい道が続きそうだと期待したがそうは問屋が卸さない。沢を横断した先で道があやふやになってしまう。沢沿いには今までより不明瞭な道が続き、沢を渡って右手の斜面をトラバースするように細い道もあるが、獣道の雰囲気が濃い。ここは直進しよう。

 しかし沢沿いの道は進むに従って廃道の様相が濃くなり何本もの倒木で塞がれるようになった。地形図を確認し沢は途中で分かれていることを知る。さっきの道があやふやになった地点がそれだろう。進行方向を磁石で確認すると北であり、左の沢に入ったようだ。これだと山頂から離れる方向であり効率が悪い。この先も道は期待できないだろうと見切りをつけて右手の斜面に取り付く。

 斜面はほぼ藪なしで立ち木の隙間を縫って歩きやすい場所を適当に進んでいく。私の読図が正しければ、このまま上を目指せば1271m峰に出るはずだ。登りであれば多少のルート変動は最終結果に影響を及ぼさないので、潅木が無い場所を結んで進む。やがて右手から上がってくる尾根に乗ったが今まで同様に道なしだが藪なし状態で歩きやすい。

 予定通り1271m峰が近づくが、面倒なので山頂を通らずに右をトラバースして三沢山に続く尾根に乗る。この尾根上にも道は無いが藪も無く歩きやすい。木を切り倒した形跡があり、道を開いたというほどの整備ではなかろうが人の手が入っているのは間違いない。

 しばらく歩きやすい植生が続き緩やかな尾根を上がっていく。ちょっとの区間だけ笹が登場するが腰の高さで密度もそれほどではない。ここまで来れば山頂は間近だが、山頂付近だけが新緑の低い潅木藪に覆われていた。赤いツツジの花が混じり、この一帯は一度伐採したまま放置され、新たに生えた木でこうなったような感じがする。三角点は潅木藪広場の中心付近にあった。ここには全く道は無く、ジモティーが話していた道は山頂への道ではなく尾根を越えて反対側へ通じる道だったのかもしれない。それも今となっては廃道化しているが。もう季節が進んで気温が上がり、じっとしていると虫がまとわり付いてくる。このクラスの標高の山はそろそろシーズンオフか。

 帰りはちょっとだけ近道することにして、1270m肩から南西に落ちる尾根を下る。これなら沢の分岐に到着できるはずである。この尾根の植生も往路と同様に藪は薄く歩きやすく、下部の植林帯は藪皆無だった。最後に進路をやや右に振って沢に降り立つ。もう少し上流側に出れば廃道化するギリギリのところ、つまり道がほぼ沢の真横にある場所で道に乗れたはずなのだが、ここはそれより下流で道は右岸側のやや高い位置にある。沢の付近だけ潅木藪があり、それを横断して急斜面を登って道に出た。

 桜の大木で車道に合流。シーズンなら見事な花をつけるのだろうが、今は青々としている。上空が曇っているおかげで駐車した車の中は灼熱地獄にはなっていなかった。

 

都道府県別2000m未満山行記録リストに戻る

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る